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整形外科

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骨折

骨折は大きな衝撃がなくても、突き指やドアに指を挟む、足を捻る、足を踏まれるなどの軽い出来事でも起こることがあります。典型的な骨折の症状は、痛み、腫れ、青あざ、内出血です。

これらの症状がなくても骨折の可能性があるため、気になる場合はすぐにレントゲン設備のある整形外科を受診してください。

捻挫

捻挫は関節の捻りが原因で、主に腱や靱帯が損傷します。骨折がない場合、捻挫と診断されることが多いです。具体的な部位を評価するにはエコー検査やMRI検査が必要です。

当院ではエコー検査を行っています。捻挫の典型的な症状は、痛みと腫れですが、これらがなくても捻挫の可能性があります。診断の際は、どのように捻ったかを教えてください。

椎間板ヘルニア

背骨は椎骨で構成され、椎骨の間には衝撃を吸収する椎間板があります。椎間板ヘルニアは、この椎間板が後方へ脱出して脊髄や神経根を圧迫し、痛みを引き起こす状態です。

特に腰椎の椎間板ヘルニアが多く見られます。症状は足の痛み、しびれ、坐骨神経痛、腰痛、排尿障害などで、悪い姿勢や喫煙が原因とされています。20〜40代の男性に多く発生します。

五十肩(肩関節周囲炎)

四十肩や五十肩の典型的な症状は、肩関節の激痛と可動域の制限です。髪をといたりベルトを締めるなどの動作が難しくなります。筋肉の断裂による腱板断裂の可能性もあるため、整形外科を受診してください。

治療は、湿布や鎮痛剤の使用、急性期には冷やし、慢性期には温めることです。痛みが強い場合は注射も行います。

変形性膝関節症

膝の関節軟骨が減少することで、膝の痛みや曲げにくさが生じる疾患です。典型的な症状は、立ち上がりや歩行開始時の痛みで、休むと改善します。進行すると階段の昇降や正座が困難になり、末期には安静時にも痛みが出ます。

中高年の女性に多く、肥満や膝の外傷が原因で変形性膝関節症になりやすいですが、原因がなくても発症することがあります。

関節リウマチ

関節リウマチの典型的な症状は、朝起きたときに手がこわばり、開きにくくなることです。また、手指の関節に痛みがあり、熱を持って腫れることもあります。さらに、37度前後の発熱や倦怠感が続くことも特徴的です。

この病気は30〜50代の女性に多く見られ、男女比は1:4とされています。

ヘバーデン結節

手指の第1関節が赤く腫れたり変形する病気で、原因は明確ではありませんが、40〜50代の女性に多く、女性ホルモンの低下が原因とされています。

手をよく使う人も発症しやすいです。第2関節に同様の症状が出る場合はプシャール結節と呼ばれます。手指のレントゲンで診断できますが、関節リウマチとの鑑別が必要です。

手根管症候群

手根管症候群は、手根管と呼ばれる手首のトンネル内で正中神経が圧迫されることで起こる疾患です。手を多く使うデスクワーカーや大工、スポーツ選手に多いです。

手のひらにチクチクした痛みが特徴で、手首を叩くと痛むTinel(ティネル)様徴候や、手首を曲げて持続的な痛みが出るPhalen(ファーレン)テストで診断されます。

テニス肘

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)は、手関節の伸筋群を過度に使うことで炎症が起こり、肘の外側から前腕に痛みが生じる病気です。卓球やバドミントンなどのラケット競技でも同様の症状が見られることがあります。

特に中高年のテニスプレイヤーに多く見られます。治療には湿布や外用薬、テニス肘バンドなどが使われます。

ゴルフ肘

ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)は、手首の屈筋群が疲労して炎症を起こす病気です。ゴルフスイング時に肘の内側から前腕に痛みが広がります。

主に中高年で、腱の機能が衰えている人に多いです。ゴルフのフォームが乱れたり、過剰な練習が原因とされます。練習後のストレッチやフォームの見直しが予防に役立ちます