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髄膜炎

髄膜炎について

髄膜とは、脳を包む膜です。細菌、真菌、結核菌、ウイルス感染により髄膜が炎症を起こすと髄膜炎になります。
一般的な症状は発熱、頭痛、悪心、嘔吐です。しかし未治療で炎症が脳に波及すると、意識障害、痙攣、失語症、麻痺を来す可能性があります。特に細菌性髄膜炎は、成人の致死率は20%前後と言われています。そして高齢者、糖尿病や悪性腫瘍などの疾患をお持ちの方は重症化しやすいです。髄膜炎の初期症状は風邪と似ているので、診断がつきにくい点も非常に恐ろしいです。

確定診断は腰に針を刺して採取する、髄液検査です。治療は多種類の抗生物質と炎症を抑えるステロイドの点滴です。投与する期間は最低でも1週間は必要です。