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高尿酸血症

高尿酸血症について

高尿酸血症とは、尿酸値7.0mg/dl以上のことを言います。
男性が圧倒的に多く、成人男性の約2割は高尿酸血症といわれています。
原因は、過食、飲酒、肥満など、生活習慣に関わるものが最多です。

しかし病気によって尿酸値が高い場合もあります。有名どころだと、白血病、慢性腎臓病などです。
高尿酸血症だけでは無症状です。しかしこれが原因で、有名な痛風となることがあります。
痛風の典型例は、足の親指の第2関節の急な激痛、腫れです。もちろん親指だけでなく、足関節、膝に認めることもあります。

また痛風結節といって、耳や手の関節、肘に結節(皮膚の出来物)が出来たり、尿酸結晶が腎臓に沈着して腎臓が悪くなってしまうこともあります。治療は、生活習慣の改善と尿酸を下げる薬を飲むことです。

具体的には、尿酸値8.0mg/dl以上となったらまず生活習慣を改善することを指導します。野菜や魚中心の食事にし、適度な運動を推奨します。それでも尿酸値が下がらない場合は、尿酸を下げる薬を飲みます。治療目標の尿酸値は6.0mg/dlです。