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糖尿病

糖尿病について

糖尿病とは血糖を下げるインスリンというホルモンの相対的もしくは絶対的不足によって、血糖が高くなっている状態が続く病態です。

糖尿病は大きく分けて4つに分類できます。

  • 1型糖尿病
    インスリンを作る膵臓の細胞が何らかの原因で破壊されることで、体内のインスリンが絶対的に欠乏する病気です。若年者に多いです。
  • 2型糖尿病
    インスリンの分泌が少なくなったり、インスリンの効きが悪くなることでなる病気です。主に中高年がなりやすく、特に肥満の方や他の生活習慣病をお持ちの方がなることが多いです。
  • その他特定の原因
    遺伝子異常、薬剤の副作用が原因でなる糖尿病です。
  • 妊娠糖尿病
    妊娠中にはじめて診断された糖代謝異常です。

上記の中で頻度は、圧倒的に2が多いです。
2型糖尿病の症状は、多尿、口渇感、疲労感などです。

糖尿病が怖いのは、合併症です。
糖尿病の方は動脈硬化が進むのが早く、血管がどんどん細くなっていきます。
目の網膜、腎臓、神経の血管が障害されやすく、放置すると失明、腎不全となり透析、手足の痺れをきたします。
さらに進行すると心筋梗塞や脳梗塞にもなりうることがあります。

糖尿病の診断は、血液検査で出来ます。
診断は糖尿病の診断基準を見ればそこまで難しくないのですが、簡単に言うと血糖200mg/dl、HbA1c 6.5%以上だと糖尿病と言えます。

昔は糖尿病の薬はインスリンのみでしたが、現在は多種類の内服薬がありますので、主治医に相談してみてください。