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高血圧

高血圧について

高血圧は、色んな疾患の原因となります。高血圧により動脈硬化で動脈が細くなると、心筋梗塞や脳梗塞になりうる可能性があります。高血圧自体は無症状なので放っとかれがちですが、未治療だとこのような疾患となる可能性があり悲惨な結果となる可能性があります。なので高血圧は甘く見ず、しっかりと治療するべきです。サプリメントではなく、薬を飲みましょう。

そもそも、血圧いくつからが高血圧なのでしょうか?

結論を言うと、140/90 mmHg以上です。上の血圧を収縮期血圧、下の血圧を拡張期血圧というのですが、どちらかがこの値を上回った場合、高血圧の診断となります。
また130/80〜139/89 mmHgは高値血圧といい、高血圧には該当しませんが、危険信号の域です。

厳密に言うと、上記はクリニックや病院などの診察室で測った診察室血圧です。
自宅で計測する家庭内血圧は、135/85 mmHg以上が高血圧となります。

高血圧の薬である降圧薬は、現在色んな種類があります。
機序としては、血管を拡張する、心臓の拍動を抑える、体内の水分を尿から排出する、体内水分を増やすホルモンを抑制する、などでしょうか。

薬の選択については、主治医と相談しましょう。

そして高血圧の人は、どれくらいの血圧にするのが目標なのでしょうか。

75歳未満

  • 慢性腎臓病の既往歴があり尿蛋白陽性の方
  • 脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)や冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞など)の既往歴がある方
  • 糖尿病の既往歴がある方
  • 抗血小板薬(血液サラサラになる薬)を服薬中の方

これらの方は、目標の診察室血圧130/80 mmHg未満、家庭内血圧125/75 mmHg未満です。

75歳以上

  • 慢性腎臓病の既往歴があり尿蛋白陰性の方

これらの方は、目標の診察室血圧140/90 mmHg未満、家庭内血圧135/85 mmHg未満です。