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胃腸炎

胃腸炎について

胃腸炎の原因の多くはウイルスなので、よく「お腹の風邪」と言われています。

原因となるウイルスは多岐に渡り、有名どころだとノロウイルス、アデノウイルス、ロタウイルスなどでしょうか。
ウイルス性胃腸炎の主な症状は、発熱、嘔吐、腹痛、下痢です。
一般的な経過は、嘔吐のあとに腹痛を認め、その後下痢になることが多いです。
胃腸炎は、一般的には病歴と症状から診断します。場合によっては便培養やロタウイルス抗原検査をすることがあります。
治療は、ウイルス性胃腸炎の特効薬はないので、基本的に対症療法と周辺環境の除菌です。解熱剤、整腸剤の内服、飲食が困難であれば補液をします。

またウイルスよりは頻度が低いですが、細菌が原因となることもあります。
原因となる主な細菌は、カンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオ、腸管病原性大腸菌です。症状はウイルス性胃腸炎と似ていますが、しばしば細菌性胃腸炎は血便を伴うことがあります。治療原因となる細菌によって異なります。抗生物質が有効なものもありますし、そうでないものもあるからです。