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手の痺れの原因は?

手の痺れ、原因は一体何なのか?

手に痺れを感じたことはないでしょうか。今回は手の痺れの原因について説明します。私たちが冷たい、痛いなどの感覚を感じるのは、末梢神経→脊髄→脳と刺激が伝わるからです。脳がその刺激を感知して、感覚を感じます。痺れの原因は、末梢神経、脊髄が原因となることが多いです。

末梢神経が原因の痺れは、神経の圧迫、薬剤、糖尿病、アルコールなどです。神経の圧迫が原因の場合、特徴的な痺れの分布になります。例えば手のひらの親指〜中指だけ、手のひらと手の甲の薬指〜小指、などです。それ以外が原因の場合、多くは指先だけの痺れのことが多いです。頻度の多い糖尿病による痺れは、左右対称性に足の指先から認め、進行すると痺れの範囲がどんどん頭側へ広がっていく特徴があります。神経の圧迫はどんな時に起きるのか。エピソードは、肘を机についたまま寝た、パートナーに腕枕をしたまま寝た、などが多いです。

脊髄が原因の手の痺れの多くは、首の骨(頚椎)の変性です。痺れの分布も中指だけ、薬指と小指だけ、などと特徴的な分布となっています。脊髄の痺れの分布は、以下の記事を見るとわかりやすいです。
野崎寛三, デルマトーム図. 脊髄外科. 2012 年 26 巻 2 号 p. 147-161

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