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1日に飲むアルコールの適切量について

1日に飲むアルコールの適切量について、説明します。

よく「アルコールを飲み過ぎです」、「アルコールをもう少し控えましょう」と聞いたことがある人は多いでしょう。しかしこれらの指示は具体的な量を指示されていない曖昧なものなので、守る人は少ないと思います。では人間にとって適切なアルコール量は、具体的にどれくらいなのでしょうか。

厚生労働省が推進している健康日本21では、生活習慣病のリスクを高める1日の純アルコール量は、男性約40g、女性20gとされています。しかしそう言われてもピンと来ないと思いますので、具体的な例を提示していきます。

  • ビールロング缶(500cc)1本
  • 日本酒1合(180ml)
  • ウイスキーダブル1杯(60ml)
  • アルコール度数7%のチューハイ1缶(350cc)
  • ワイン2杯(200ml)

これらが、純アルコール20gに相当します。つまり男性だとこの2倍の量です。これを少ないと捉えるか多いと捉えるかは、人それぞれだと思います。しかし高血圧、高脂血症、糖尿病など既に生活習慣病をお持ちの方は、この基準を守るべきだと思います。

今回はアルコールを取り上げましたが、他にも高血圧の方の減塩は6 g/ 日、慢性腎臓病の方の蛋白摂取量は体重1kgあたり0.6〜0.8gなど、多くの節制項目は明確な基準があることが多いです。なので、「◯◯の摂取量を減らす」というときは、それに明確な基準があるかどうか是非調べてみてください。

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