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筋肉のぴくつきについて

筋肉のぴくつきは、ALSの可能性もあります。

今回は、筋肉のぴくつきについて書いていきます。
顔面や手足がぴくぴく動いた経験、ある方が多いと思います。
大体は時間が経てば、治ることが多いです。実は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)も、全身の筋肉のぴくつきを認めます。
ALSについて、詳しい説明はこちら
つまり、危険な筋肉のぴくつきもあるということです。

まず、顔面のぴくつきについて説明します。顔面、特に片側の目がぴくついた経験がある方は多いのではないでしょうか。
これは、眼瞼ミオキミアです。身体的、精神的ストレスやカフェインの摂取が原因と言われています。片側の上まぶたもしくは下まぶたが、不規則にぴくつきます。もちろんこれは病気ではないので、安心して大丈夫です。

次に手足の筋肉のぴくつきは、多くは正常です。ストレスや疲労でなると言われています。
この現象をBFS(benign fasciculation syndrome)と言います。
ではBFSとALSのぴくつきは、どのような違いがあるのか。
前者は1ヶ所の筋肉で起きる、規則的で早いぴくつき、筋力低下を伴わないことが特徴です。対して後者は、全身の多くの筋肉に起き、不規則で遅いぴくつきで、筋力低下を伴うことが多いです。

実際BFSがALSに発展したことは、過去の研究ではないとされています。Alexandra Filippakis DO, Jordan Jara BS et al. A prospective study of benign fasciculation syndrome and anxiety. Muscle Nerve. 2018 Dec;58(6):852-854. 

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