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瞼のぴくつき、眼瞼ミオキミア、眼瞼痙攣

瞼がぴくぴくと勝手に動いた経験がある方、多いのではないでしょうか。

今回はこの症状について、お話しようと思います。

まず、この現象を眼瞼ミオキミアと呼びます。典型的には、片側の下瞼が早い律動で10秒前後、意図せずに勝手にピクピクと動きます。眼瞼ミオキミアの原因ははっきりとわかっていませんが、身体的や精神的なストレスではないかと言われています。ぴくつきというとALSの症状を考える方がいるかもしれませんが、眼瞼ミオキミアのように正常なぴくつきもあります。前回のコラムで紹介した、BFS(benign fasciculation syndrome)も、同様に正常なぴくつきです。

つまり、眼瞼ミオキミアは正常な身体症状なので、特に治療は必要がありません。なので特に治療は必要ありません。

しかし瞼のぴくつきと共に、目を開くことが出来なくなったら、注意が必要です。眼瞼ミオキミアの類似疾患である、眼瞼痙攣の可能性があります。眼瞼痙攣は自然治癒が難しく、薬物投与が必要となるため、早めに脳神経内科、脳神経外科、もしくは眼科を受診することを推奨します。

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